フィットちゃん

フィットちゃんランドセル工場見学レポート@富山

フィットちゃんランドセル工場見学

富山県にあるフィットちゃんランドセル工場を見学させて頂きました。

実は富山県は初めて行ったのですが、
東京から富山まで、北陸新幹線の「かがやき」に乗れば、2時間ちょっとで着いちゃうんですね!

美味しいお寿司を腹ごしらえをした後で、フィットちゃんのランドセル工場におじゃまし、
工場見学そして代表取締役の橋本洋二様にたくさんの貴重なお話をお聞きする事ができました。


ランドセル工場を見学して感じた

  • フィットちゃんの品質へのこだわり
  • 低価格維持の為にどれだけの工夫や努力をしているか
  • 工房系ランドセルと機械を使い工場生産のランドセルの違いと誤解
  • 私が感動した社長様のポリシー

など、私が感じたままにレポートしてみます。

 

フィットちゃんランドセル工場見学

ランドセルのパーツはこんなにあった!

フィットちゃんランドセル工場見学 ランドセルのパーツ

1つのランドセルを作るのに、これだけのパーツが使われています。

フィットちゃんランドセル工場では、これらの裁断作業を機械で効率的に行うことで、生産コストを抑えてよりリーズナブルな価格でランドセルを販売することができているんだそうです。

生産ラインの役割分担が明確

フィットちゃんランドセル工場見学

誰が何の作業をするかが明確で効率良く作業が進められていますが、
どの工程で誰がどんな作業をしたかが分かることで、
もしも何か欠陥があった時でも再発防止の対策が早急に行えるというわけです。

フィットちゃんランドセルはISO9001をかばん業界としては初めて取得しています。

これは、すごくわかりやすく言うと、
安定した品質を保ち、もしも何か問題が生じた際に早急に原因を突き止め、再発防止ができると認められたという証です。

カバン業界では初という事ですが、
私たち消費者としてはISO9001を取得しているというのはとても大きな安心材料になります。

大マチと背当てを塗ったりと力のいる作業は男性が担当

フィットちゃんランドセル工場見学 裁縫

手先の器用さが必要な作業は女性が中心で進められていましたが、
ランドセルでも特に負荷がかかる部分や、硬いパーツの縫い合わせなど力が必要な作業は男性の作業員が担当されてました。

うっかり傷をつけてしまったらそのランドセルは売り物にならなくなってしまうわけで、
みなさん凄く集中してお仕事されていました。

フィットちゃんランドセルの品質に対するこだわり

検品は人の目で1つ1つチェック

フィットちゃんランドセル工場見学 検品
ランドセルはたくさんのパーツを組み合わせて完成されますが、その1つ1つのパーツに切り分ける作業を裁断と言います。

フィットちゃんでは、その裁断の作業は機械を使う事で効率的に進めている事はご説明しましたが、裁断した1つ1つのパーツをすべて人間の目で目視確認をしてチェックしていました。
小さな傷でもあればそのパーツを省いて使用しないんだそうです!

安全性に対するこだわり

安ピカッの開発で安全性をより高める事に成功

ボタンを押すと夜道を歩く子供が車の中からどんな風に見えるかがシュミレーションで確認できる様になっています。

動画のピントが車のハンドルにあっちゃって若干見づらいですが、左側の子のランドセルに比べ、右側の子供の安ピカッ対応のランドセルのフチの部分が反射して視野確認しやすいのが分かると思います。

フィットちゃんランドセルの安ピカッは、60m先のものまで確認可能になっています。
車がブレーキを踏んでから停止するまでの距離が約45mとされていますので、
車を運転していて、60m先の子供をいち早く発見できるというのがいかに意味があるかがわかりますね。

フィットちゃんランドセルショールーム@富山

フィットちゃんランドセルショールーム

工場見学の後で、ランドセルショールームを見ながら人気のモデルなどのお話を伺いました。

女の子のランドセルはロイヤルローズが人気

フィットちゃんランドセル ロイヤルローズ

女の子にはやはりロイヤルローズは人気が高い様です。

その中でも、ひときわ可愛さが際立っているのが「プラチナホワイト」です!

色々なランドセルを見てますが、私的にはこのランドセルが圧倒的に可愛いです。

ロイヤルローズ プラチナホワイト

ロイヤルローズ口コミはこちら

アップも撮影しちゃいました。

ホワイトだと汚れが目立つかな?と心配になりますが、

素材的にも汚れがつきにくいんだそうで、可愛いまま6年間使う事ができるんですって!

牛革・コードバンランドセルなど高級ランドセルも!

フィットちゃんランドセルの牛革コードバン素材

フィットちゃんブランドの中では高級ランドセルになる、牛革ランドセルとコードバンランドセルもありました。

でもやっぱり私が小学入学にタイムスリップするなら、間違いなくロイヤルローズのプラチナホワイトをおねだりですね!

社長様にあれこれ聞いちゃいました!

フィットちゃんランドセル工場見学

ランドセル工場見学の後で、フィットちゃんランドセルの株式会社ハシモトの代表取締役橋本洋二様に直接質問をさせて頂く時間を頂戴しました。

今思えば、かなりあれこれ聞いちゃってます。。

そのすべての質問に何も隠す事はないからなんでもお答えしますと、丁寧にお答えくださいました。

ランドセル市場にとどまらず、子供の学校教育の問題、

自分のポリシーを曲げてまでランドセルを作るつもりはない!と言い切る社長のお話を伺えて、私自身も大変勉強になりました。

Q1.ランドセルの製造過程において、耐久検査はどの様に行っているのか?

ランドセルを製造してきて一番壊れやすいのが肩ベルトの金具でした。
肩ベルトの金具の耐久性を上げて壊れにくくする為に行った改善として、大きく2つの事に取り組みました。①肩ベルトに使っている素材自体の見直し
従来使用していた金属素材では耐久性に限界があると判断し、より耐久性が高く頑丈な素材へ変更した。それによりコストは上がってしまったが、お子様が6年間安心して使用できるより丈夫なランドセルを製造する事を優先しました。また、この金属部品は、金属メーカーの物を買ってそのまま使っているわけではなく、自社のプライベートブランドとして開発し使用しています。②部品の段階で10万回の耐久テストを実施
一番壊れやすい肩ベルト部分のパーツを、部品の段階で10万回の耐久テストを実施しています。こういった取組みより、最も壊れやすかく課題であった肩ベルトの耐久性は大きくあがり、6年間使用しても壊れる事がない丈夫なランドセルへと進化する事ができました。実際に修理依頼される個数は、年に数個レベルで、ほぼゼロと言える結果を実現している状況です。

Q2.ランドセルの製造過程において、目視検査などはどの様に行っているのか?

ランドセルは1枚の大きな皮を裁断してパーツを作っていくわけですが、その裁断した革を全品目視検査をしています。

たとえ目立たない小さな傷でも、裁断後の目視検査により弾かれ、それらの革がその後の製造の過程で使用される事はありません。

Q3.フィットちゃんランドセルの修理対応に関して

フィットちゃんランドセルは壊れる事がまずないので、修理自体が年に数件レベルなのですが、自社ブランドのフィットちゃんランドセルに関してはすべて無償で修理対応しています。(一部、OEM商品に関しては有償修理)

Q4.一番多い修理箇所は?

年間でも数個レベルの修理依頼しかない丈夫なランドセルなのでほとんど修理対応はありません。その数個が何かと言うと、専門用語でナスカンと呼ばれるランドセルの右横に取りつけられたパーツが外れた為修理して欲しいという物になります。

このナスカンは安全ナスカンというもので、20kgの重さがかかると安全の為外れるように設計されています。

何らかの理由で力が加わり外れたナスカンを再度取り付けるという修理になるのですが、破損という事ではなく、安全上の仕様で(20kg以上の負荷がかかった時に)外れたものを修理しているというものになります。

Q5.近年のランドセルの値段についてどう思いますか?

この10年でランドセルの価格が1.5倍程に高くなったと言われています。

株式会社ハシモトの基本的な考え方としては、ランドセルの相場をあまり高くしない方針で考えています。

理由としては、ランドセルを買い求めるお客様にはいろいろな方がいらっしゃいます。そのなるべく多くの方々に安全で丈夫なランドセルを使って欲しいという風に考えています。

フィットちゃんランドセルもラインナップはたくさんありますが、低コストモデルでも安全性と丈夫さを兼ね備えたランドセルを製造しています。

橋本社長のこのお話を聞いた時、私はとても感動しました。

フィットちゃんランドセルは今でもフィットちゃん201の様なリーズナブルなモデルを継続的に生産し、カラーも豊富に揃えてくれているのは、橋本社長の「なるべく多くの子供たちに安全で丈夫なランドセルを使って欲しい」という想いがつまっているのかなと感じました。

Q7.ランドセル製造の機械導入について

実は、日本のランドセルメーカーの中で革の裁断機を一番初めに導入しました。

他社のランドセル製造メーカーがどういった機械を導入し、どの程度使用しているかは存じ上げませんが、株式会社ハシモトでは機械に任せるべき部分は機会に任せる事で、なるべくコストを抑えて値段が上がらない様にしています。

機械に任せる作業は機会に任せ効率的に製造する中でも、裁断後のパーツをすべて目視でチェックするなど、品質への取り組みもしっかり行っています。

基本コンセプトとして、リーズナブルで安全なモノづくりを目指しています。

Q8.ランドセルの刺繍に関して

フィットちゃんランドセルの特徴の1つとして、ティアラやバラやハートなどの繊細な刺繍が印象的です。ロイヤルローズやあい・愛ティアラなど女の子に人気のモデルでも刺繍が使われていますが、糸がほつれたり、雨の日に水がランドセルの中に入ったりする心配はないのでしょうか?
近年ランドセルに刺繍の入ったデザインが増えています。フィットちゃんランドセルにも刺繍の入ったモデルがあります。

フィットちゃんランドセルの刺繍には大きな2つの特徴があります。
・糸がほずれてこない工夫がされている
・雨が降っても刺繍の穴から水が入ってこない工夫がされている

こういった刺繍の技術は実は大変難しいのだが、この優れた技術をもつ刺繍会社がたまたま富山県にあり、そのご縁もありフィットちゃんランドセルの刺繍はその刺繍会社にお願いをしています。

ランドセルの刺繍の糸ほずれや、雨水が入るなどは刺繍ランドセルのデメリットとして考えられていますが、フィットちゃんランドセルの刺繍はその対応がしっかりできている点も他のランドセルブランドの違いのひとつです。

Q9.フィットちゃんランドセルの強みとは

フィットちゃんランドセルが選ばれる理由は、機能性と価格のバランスだと思っています。
ランドセルにおいて、機能性というのはそんなに大きな大差がないと考えており、実際に背負った時の背負いやすさを重視して選ばれるのが良いと考えています。そういった中で、背負いやすく丈夫なランドセルをいかにリーズナブルにご提供できるかを重視しランドセル製造に続けております。

  • 背負いやすさ
  • 安全性の高さ
  • 丈夫さ
  • 価格面での安さ

このバランスがフィットちゃんランドセルの強みだと考えています。

安ピカについて

安ピカは、60m離れた位置からでも見る事ができるのですが、ただ見えるだけでなく、ランドセルの形で見える様になっています。

この60m離れても見える様にこだわった根拠ですが、時速60kmで走る車がブレーキを踏んだ時に停止するまでの距離が約45mとされています。

安ピカは、さらに15mほどプラスした60m離れたところから発見できるので、より安全性が高くなります。

全日本交通安全協会、一般社団法人 日本反射材普及協会からも認定された商品となります。

従来、反射テープというとシルバーの色のイメージがありますが、フィットちゃんではランドセルのカラーにマッチした素材を開発し使用しているので、見た目に影響を与えず安全性の高いランドセルになっています。

フラットキューブ型のランドセルは製造しないのですか?

今のところ製造は考えていません。
理由は、縫製に時間がかかる為コストも上がってしまいます。
他社のフラットキューブランドセルをみても、価格がかなり高いです。
なるべくコストを抑えて安くて良いランドセルを多くの子供たちに使って欲しいという自社の考えとは合わないので、現時点ではフラットキューブは考えていません。

フィットちゃんランドセル工場見学を終えて

フィットちゃんランドセル工場見学

私は今回のランドセル工場見学に行く前は、工房系のランドセルは1つ1つ丁寧に手作りで作られているのに対し、工場での量産型のランドセルは機械でガチャンガチャンと作られてランドセルの形になってベルトコンベアーを流れて来て完成みたいなイメージがありました。

しかし、実際に工場を見学して、フィットちゃんランドセルがどのような工程で作られているのかを拝見する事で、工場で生産されるランドセルも裁断の部分など効率化できる作業だけは機会に任せるけど、実際の組み立てや縫い合わせなどは人の手によって丁寧に作られている事がわかりました。

私の工場生産のランドセルのイメージは大きな誤解だとわかりました。

きっと、私と同じ様なイメージを持っている方は多いのではないでしょうか??

工房系⇒職人が丁寧に手作り
工場系⇒機械でガチャコン半自動生産

本当のところは全然違いました。

工房系ランドセルの人気もあって、ここ数年でランドセルの価格がどんどん高騰しています。

価格の高いランドセルが丈夫で良いランドセルで、リーズナブルなランドセルが壊れやすく頼りないランドセルみたいなイメージを持たれている方も増えて来ている様に思います。

工房系のランドセルとフィットちゃんの様な機械も使った工場系のランドセルとで、どちらが良いという事を言いたいわけではなく、
マスメディアの情報によって少し染められてしまっているのなら、一旦リセットしてランドセル選びをしてみてはいかがでしょうか。

フィットちゃんランドセルの製造工程の様子や社長の熱いお話の中で気付いた、『私がしていた誤解』と同じ様な誤解を持った方に、今回の工場見学で知った事が伝われば幸いです。

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