ランドセルの基礎知識 PR

ランドセルのお手入れ(メンテナンス)と長持ちさせる使い方

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編集部からのコメント

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ランドセルは6年間という長い時間使うものです。今の時代のランドセルは耐久性にも優れていて、お手入れ不要のランドセルも少なくはありません。
ですが、汚れが目立つ場合や、長く綺麗に使いたい場合など、お手入れが必要です。
様々なお手入れの方法を紹介するのでぜひお手入れしてみてください。

日常で日々できるお手入れ方法・心がけ

雨などで濡れてしまった場合

人工皮革でも、天然皮革でも共通して雨や水に濡れたら乾いた布で拭き取る事が大切です。
人工皮革も天然皮革も撥水加工などが施されているものが多いですが、乾いた布で拭き取る程度のお手入れで美しいランドセルを保つことが可能です。

カバーを時々外す

1年生は交通安全の黄色いカバーを取り付けるという市町村が多く、2年生からは傷などの防止の為に好きなランドセルカバーを取り付ける!ということが多いと思います。

ランドセルカバーにはランドセルを傷や汚れから守るといった特徴がありますが、カバーのビニールに含まる、カソ剤という素材がランドセル本体に着いてしまい、カバーと一緒にめくれたり、傷がついたりしてしまうことがあります。
それを防ぐために週に一度ぐらいはカバーを外すようにしましょう。

クラリーノ、本革素材別ランドセルのお手入れ方法

クラリーノ(人工皮革)ランドセルのお手入れ

クラリーノ製のランドセルはお手入れ不要と言ってもいい程お手入れが簡単に出来ます。

まず、汚れてしまった場合は、固く絞った布で水拭きをします。水拭きだけで落ちなかった汚れには中性洗剤を水で薄め、布に浸してから拭き取ります。

しっかりと絞ってから拭き取らないとカビの原因になったりするので、しっかりと絞ることがポイントです。

拭き取り汚れが落ちたあとは陰干しをします。

乾かす際に、ドライヤーや、天日干し、ストーブなどを使用すると変形や、ハゲなどの原因になるので、陰干しのみです。

本革ランドセルのお手入れ

近年の本革のランドセルは撥水加工が施されていたりして、水にも強くはなってきていますが、水に濡れていない場合でもできるだけ乾燥した柔らかい布で毎日拭いてあげると美しさが長持ちします。

汚れがひどい場合は、人工皮革同様固く絞った布で拭き取り、陰干しをします。本革は専用のクリーナーの販売もしているので、専用クリーナーを使うのも一つの手です。しつこい汚れなどは無理に落とさず、クリーニングに出した方が良いです。

本革のランドセルと言っても様々な種類があり、革用クリームを使用できないランドセルや、お手入れが一切不要なランドセル、専用クリーナーが使用できないランドセルなど、ランドセルに寄って異なるので、購入する前に必ず確認しておきましょう。

ランドセルの背中部分のお手入れ

ランドセルの背当て部分や、肩ベルト裏などの直接肌に当たる部分は汗て濡れてしまったり、汚れてしまったりすることの多い場所です。

汗ジミは1度ついてしまうとなかなか落ちないので、乾いた布でしっかりと拭き取ることが大切です。

拭き取ったあとは風通しの良い場所で陰干しをします。また、中性洗剤を薄めて固く絞った布でしっかりと拭き取ることも効果的です。

ランドセルの内装のお手入れ

ランドセルの内装は外側に比べて、水濡れや傷には弱いランドセルが多く、汚れたり、雨が中まで染み込んでしまった場合にはすぐに拭き取ることが必要です。

また、お弁当の汁漏れなども多く、汁漏れなどはニオイの原因にもなることが多いので、ランドセル外側同様中性洗剤などを薄めて落とすのが効果的です。

ランドセルによっては底板も取れる物が多いので取れるかどうかチェックしてお手入れをしましょう。
さらに注意したいのが、メーカーや、品質によって異なる内張りに使っている素材です。

  • ナイロンやポリエチレンの合成繊維
  • 人工皮革(クラリーノなど)
  • 天然皮革(豚革など)

素材により、洗剤が使えないものなどもありますので、最初に素材をチェックすることも必要です。

ランドセルを長持ちさせる使い方や注意点

雨などで濡れてしまった時の対処法

ランドセルで1番多いのが、雨に濡れてしまうというケースです。
素材により異なるお手入れの方法があるので、紹介していきます。

人工皮革のランドセルが雨で濡れた時の対処法

クラリーノなどの人工皮革は水に強く型崩れが起きにくい特徴があるので、雨に濡れたからと言って困る必要はありません。

もし、雨に濡れてしまっても、乾いた布で拭く程度で大丈夫です。ですが、ランドセル内部には人工皮革ではない素材が使用されている事が多いので、雨が内部まで浸透してしまった場合は、吸収する前に拭き取ることが大切です。

ドライヤーや、ヒーター、直射日光などで乾かすと変形や、色ハゲの原因となりますので、避けましょう。

本革(牛革やコードバン)のランドセルが雨で濡れた時の対処法

本革は人工皮革に比べて水に弱い性質を持っています。近年は防水加工が施してあるランドセルが増え、傷みにくくはなってきていますが、ランドセル全体に防水加工が施されている訳ではないので、なるべく早く乾いた布で拭き取ることが大切です。

特に、縫い目などは水が染み込みやすく、加工も落ちやすいので、丁寧に拭き取ります。

防水加工が施されていない本革ランドセルはメンテナンス剤や、専用のクリームを使用し、雨対策をするといいかもしれません。

また、人工皮革ランドセル同様、ドライヤーや直射日光で乾かすことは厳禁です。

雨の日はカバーなどを付けるとより安心して使えます。

えんぴつや文房具などの汚れが付いてしまった時の対処法

鉛筆などの汚れがついてしまうことはよくあるかと思います。まずは、消しゴムの白い部分を使って汚れを落とします。
この際にランドセル表面に消しゴムを使うと傷の原因になる恐れがあるので、使用は控えましょう。

また、内部の鉛筆汚れに対しては、セスキ炭酸ソーダを水で薄めた物をメラミンスポンジに含ませ、優しく汚れを落とします。汚れがある程度落ちたら、水拭きをし、陰干しでよく乾燥させると綺麗に汚れが落ちます。

どちらも100円ショップなど、安価に入手出来ますが、内張り素材によっては使えない場合もあるのでご注意ください。

ランドセルにカビがはえた時のお手入れ

1番初めに確認しておきたいのが、ランドセルに使われている素材です。素材により対処方法が異なります。

また、自宅でのセルフケアは自己責任になってしまいます。薬剤などを、使用する場合は、ランドセルの目立たない部分に少量使用し、影響が、無いことを確認してからセルフケアをしましょう。

まずは、表面に生えているカビを固く絞った布で拭き取ります。

あまり擦りすぎると傷がつきやすくなり、傷などから内部にまでカビが浸透してしまう恐れがあるので優しく拭き取りましょう。

表面だけの場合はこれで大丈夫ですが、内部にまで浸透してしまった場合はエタノールなどのアルコールスプレーを吹き付けます。吹き付けたあとは水分が残らないようにしっかりと吹き上げることが大切です。

本革ランドセルでは、本革専用のケアアイテムが販売されていて、革専用のカビ取り剤なども販売されています。ランドセルに使用しても平気か確認してから使用しましょう。

どうしてもセルフケアでは落ちない頑固なカビにはクリーニングに出すか修繕依頼を出すというのも一つの手です。
ただ、時間がかかってしまうので時間に余裕のある長期休みなどがオススメです。

ここにテキストを入力
★事前にカビからランドセルを守る★

  • 雨や水に濡れたらしっかりと拭く
  • 風通しの良い場所でしっかりと陰干しをする
  • お風呂場の近く等の湿度が高い場所でほかんしない
この3点を行うだけで、だいぶ違います。
生えてしまうとクリーニングが、大変なので普段からカビ予防に取り組みましょう。

ランドセルのニオイが気になる時は重層で消臭

ランドセルのニオイが気になる時はどこから臭うのか確認してから集中的にお手入れします。

  • 水拭き
  • 中性洗剤を薄めて拭き取る

これらで大体のニオイはなくなるはずですが、
水拭きなどでも取れないしつこいニオイには重曹がオススメです。

重曹50gを、ガーゼなどに包み、そのままランドセルに入れて一晩放置するだけです。

簡単にニオイが取れて驚きの消臭効果があります。重曹を使用しても一日でニオイが取れなかった場合は2~3日繰り返してみましょう。
重曹は炭酸水素ナトリウムという白い粉で、食べ物にも使用されているため、安心してお子様にも使えます。

漂白剤はランドセルの革を傷めるのでNG

ランドセルの汚れが深刻で、上記のお手入れ方法じゃ全く落ちない!という頑固な汚れやカビもあるかと思います。
そんな時に漂白剤を使用したくなってしまいますが、漂白剤の使用は絶対に避けてください。
色落ちの原因や変形する可能性があります。
漂白剤はとても強い薬剤で、酸素系、塩素系どちらの漂白剤もNGです。仮に漂白剤を使うほど深刻な汚れはクリーニングに出すことをオススメします。

ランドセルを長持ちさせるお手入れまとめ

日頃から簡単なお手入れをするだけで、とても変わるので乾拭きだけでもしてみてください。
ランドセルカバーを使ったりして汚れを防ぐのも一つの手です。
とにかく、ランドセルの素材に何が使用されているかを調べることがなによりも大切です。
お子様と一緒にお手入れすることでランドセルに対して更に愛着が持て、モノを大切にする心を育てられます。ぜひ一緒にお手入れをしてみてください。

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